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物流ニュース
双葉運輸グループ 専用求人サイト公開、現在地から検索可能
2019年10月10日
13社で構成する双葉運輸グループ(双葉運輸本社=広島市西区)はこのほど、専用求人サイトを公開した。約2週間で「応募へのエントリーは22件で、すでに3人の入社が決まった。反響に驚いている」と橋本譲管理本部長。
従来はグループ各社がサイト上に求人ページを置いていた。同部長は「例えば双葉運輸のページは閲覧数が多いが、求人情報にたどり着くのに手間がかかり、効率的な求人ツールではなかった」といい、シンプルな構造で、求職者目線に立った求人サイトの制作が課題だった。今回、双葉運輸各営業所とグループ各社を加えた全拠点の情報を集約したサイトにしたのは「各社単位での求人活動はロスがあるが、(集約すれば)人手不足解消に即対応するのに有効と考えた」と同部長。
同サイトは、運輸系求人サイトの制作やマーケティングで実績があるHRソリューションズ(東京都中央区)が約1か月かけ制作。各拠点の管理・操作責任者の訓練など試運転を3日ほど設けたのち8月23日に応募受け付けを開始した。
最大の特徴は、現在地の地図から求人検索ができる点だ。自宅に近い会社を探したいという求職者の考えを重視。募集中の拠点はフラッグ(マーカー)が立ち、最寄りの拠点が一目でわかる。ほかにも各県の拠点別、仕事別、雇用形態別でも検索可能。
サイト内から直接応募できるほか、気軽にやり取りできるLINEでの応募も可能にした。なお、応募画面は青系、緑系の〝双葉カラー〟の配色に。仕事や職場の雰囲気を伝える先輩社員のインタビューも掲載。インタビューは求人ページにリンクしている。
管理面では、双葉運輸本社での集中管理が特徴で、応募に対して24時間以内に返答ができるようモニタリング。求人情報の掲載は各拠点に任せるので、「文章など拠点ごとに色が出やすい」(同部長)。一方で、給与など地域間のバランスを整えるなどの掲載の最終決裁は本社で随時行う。なお、応募情報に触れられるのは各拠点の総括責任者と操作責任者、各地区のブロック長に限り、応募者の個人情報保護に努める。
同部長は「今回はまず骨格ができ上ったところで公開した。今後、アクセス数や属性なども加味し、進化させたい」と話す。同サイト含め、媒体別の応募状況がサイト制作会社から毎月報告されるので、効果的な運用を探りたいという。
なお、現行版は中途採用向けだが、サイトの進化や採用情勢なども考慮し、いずれは新卒採用でも当サイトを利用したいそうだ。また、紙媒体の利用は従来通り各拠点に任せるが、運用を見ながらサイト主体の求人活動にシフトすることも考えたいとしている。
◎関連リンク→ 双葉運輸グループ
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