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物流ニュース
JL北海道女性部会 セミナーを開催、睡眠の重要さ学ぶ
2019年10月20日
【北海道】JL北海道地域本部女性部会(戸出優子部会長、道東運輸)は10月19日、北海道トラック総合研修センターでセミナーを開催。睡眠に関する基礎知識、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の危険性や治療の重要性を学ぶとともに、意見交換を行った。
フィリップス・ジャパンの睡眠マネージャー・川原孝宣氏が睡眠についての現状や各種研究・調査結果について講演し、「良い睡眠は、健康増進のほか、モチベーションやパフォーマンスの向上が期待されるため、従業員に向けて睡眠に対する報償制度を設けている企業もある」と話した。
意見交換の場では、「アルコールチェックとは違い、眠気についてはドライバーごとに個人差があり、数値で示せず、客観的な評価が難しい」などとの声が出た。
講師がSASのスクリーニング検査や治療の有効性を説明。「統計的にスクリーニング検査では半分くらいが引っかかり、精密検査をするとそのうちの4割がSASと診断される。ドライバーの2割がSASという計算。SASは病気であり、治療法が確立されている。放っておくと会社、本人や家族、社会ともにリスクがある」と指摘。「経営トップが『SASは直していく』とメッセージを発し、まずは検査を徹底させてほしい」と訴えた。
戸出部会長は「健康経営の推進の重要性が認知される中、トラック運送業界としても、SASスクリーニング検査への助成をより手厚くするよう働きかけていくべき」と述べた。
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