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物流ニュース
フラワーリボン協会 交通事故ゼロの世界を実現、中古トラックのZEALが設立
2019年12月23日
中古トラックの売買などを手がけるZEAL(東京都港区)は、「交通事故ゼロの世界を実現する」をミッションに掲げるフラワーリボン協会を設立し、運営している。今年9月には、同協会初となる交通安全講演会を開催。交通事故の遺族らが講演を行った。
「当社の事業は、『交通安全』に密接に関係している。それは、交通事故に対しても同じ」と切り出すのは、人事本部の岩元洋成本部長。「ドライバーは加害者にも被害者にもなりうる。トラックに携わる企業の責任として、何かできないか、と始めた」と経緯を説明する。
「講演会には、運送会社のドライバーさんや普段から車を運転する人など、多くの方に参加いただいた」と語る。「交通事故が起きた日のことなど、遺族のリアルな言葉に、参加者は熱心に耳を傾けていた」という。
「痛ましい交通事故の報道をよく目にする。トラックが絡む事故も多く、心が痛む」と話す同本部長。「このような取り組みを通じて、事故0を目指し、改めて事故防止に努めるきっかけになれば」。
同社は2003年に設立。「『安全に、かつ、適正価格で』をモットーに国内シェアナンバー1を目指して取り組んでいる」という。「近年、海外バイヤーの参入で、マーケット争いが熾烈化しているが、それらは品質に不安が残る」と警鐘を鳴らす。「当社はコンプライアンス面ではもちろん、気持ちの面でも、丁寧なリユースを心がけている。会社名の入った看板や装飾を外すなど、徹底している」。
現在、海外への販売を強化しているという同社。岩元本部長は、「今後は、国内での販売ネットワークの構築もさらに進めたい」と意気込む。「フラワーリボン協会の活動も、物流業界全体で行えたら」と語った。
◎関連リンク→ 株式会社ZEAL
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