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    日本通運と三菱商事 中国 国内物流事業で資本・業務提携

    2005年3月9日

     
     
     

     日通と三菱商事は9日、急速に物流需要が拡大している中国で、輸送網の拡充や品質・サービスの向上を図るため、中国の国内物流事業で資本・業務提携を行うと発表した。
      両社は、6月までに共同で持株会社を日本に設立。現在、中国で運営している両社の物流子会社のうち、6社に出資し、経営に参画する。この6社が保有する倉庫や配送拠点、トラック輸送網などを共有することで、中国国内物流事業を今後5年間で現状の約2倍に拡大するほか、国際物流への展開にも繋げていく。
      両社合計で、中国のほぼ全土に広がる34都市・106拠点・倉庫面積約25万平方メートルの物流網を保有することになる。
     日通は、早くから国際輸送業務を中心に、倉庫や国内配送拠点を沿岸部主要都市に展開。日系物流企業として中国最大級の事業規模を誇り、物流専業者としての高度なノウハウや人材の豊富さに強みを持つ。三菱商事も上海を基点に、北はハルピンから南は広州、東は上海から西は成都、昆明まで中国のほぼ全域をカバーする配送網を保有しており、複雑な許認可制度への対応力の高さを強みとしている。

     
     
     
     

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