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物流ニュース
DHLジャパン 「グリーンロジスティクス」を始動
2006年7月10日
DHLジャパンは、日本での環境保護に配慮した新しい取り組みとして「グリーンロジスティクス」を始動。その第一弾として、燃料電池車、ハイブリッドトラック、自転車を活用した集配サービスを、東京都内を中心に順次、展開していく。
新たに導入する集配車両は、ダイムラー・クライスラー社(DCAG)の燃料電池車「F—Cell(エフ・セル)」と、ダイムラーグループの三菱ふそうトラック・バスが新開発したハイブリッドトラック「キャンター・エコ・ ハイブリッド」。
「F—Cell(エフ・セル)」は、メルセデス・ベンツAクラスをベースとした、圧縮水素を燃料に使用する世界初の量産燃料電池車。DHLでは、同車を実走行テストとして利用。7月中旬より大手町を中心とした都内のビジネスエリアで書類の集配を開始し、走行データをDCAGに報告する。
また、「キャンター・エコ・ ハイブリッド」は、小型トラックとして国内で初めて新長期排出ガス規制(平成17年規制)に適合した優れた環境性能と、ハイブリッド商用車の中ではトップレベルの低燃費性能を併せ持った三菱ふそう新開発の小型ハイブリッドトラック。小・中型貨物の輸送で、7月20日から大田区を中心に集配を開始する。
また、同社では、新たな輸送ツールとして、6月中旬より都内と横浜の中心部で折りたたみ自転車5台も導入。
貨物と自転車を積んだバンを集配エリア内の駐車場に停め、書類や小型貨物を配送先へ自転車で配達することで、排出ガスの低減を図っている。
既に、自転車を活用しているエリアの集配スタッフからは、環境への配慮に加え、これまで車では入りづらかった細い路地でも使える等のメリットが挙げられているという。
DHLジャパンのギュンター・ツォーン社長は、「今後も国際エクスプレス業界のマーケットリーダーとして、より一層、業務の効率化を図るとともに、新車両などの輸送ツールを導入し、日本の皆様の環境保全に対する取り組みに貢献できるよう、対応をさらに進めていく」としている。
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