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    トラック議連メンバーに聞く【第13回】伊藤公介議員

    2007年7月20日

     
     
     

    「行動すれば、いつか突き当たる」。
    これが伊藤公介衆議院議員を動かしてきた信条だ。
    海外渡航が難しかった学生時代、世界への憧れを強く持っていた。
    世界を「見たい」の一心から、故坂本三十次元官房長官らを団長としたベルリンの壁の視察研修に応募する。
     だが、滞在費用がない。
     そこで思いついた。
    「外国にカメラを持っていき、撮影してくれば、きっと価値があるはず」と、当時のTBSプロデューサーに事情を説明。
    オリンパスからコマーシャル映画の要望を受けていたときで、「ベルリンの壁、エッフェル塔、ローマの町並みをバックにオリンパスペンを使っているところを撮影してきて欲しい」と、気前良く70万円を出してくれた。
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     帰国後も行動は続く。
    TBSのプロデューサーとの縁もあり田英夫氏の「ニュースコープ」や青島幸男氏の番組に出演、好評を得た。
     さらに、海外経験を「63か国1000日の記録時代を開く青年の力」(しなの出版)として出版。
    「本も売れた、テレビで有名になれた。作家になるのもいい、テレビで活躍するのもいい。だが、昔から思い描いていたことは政治家になることだった」。
    悩んだ末、政治家への道に進むことを決意する。
     28歳のころ、代議士の秘書として活躍。翌年の衆議院選挙に出馬する。
    「普通にやっていては勝てない」との思いから、学生ボランティアを募りアイデア選挙を仕掛ける。
    着ぐるみを着ての街頭演説だ。
    「着ぐるみは子どもの目を引くことができる。そうすれば、有権者である親も注目するはず」との考えがあった。
    街頭演説だけではなく、小田急線のロマンスカーでも着ぐるみを着て演説。そうして、35歳でようやく初当選を果たした。
     業界について、「事業者は10台以下の小さな事業者がほとんどで、しかも高齢化が進んでいる。ディーゼル規制もあって、どんどん厳しい状況になっている」と指摘。「渋滞の原因となっている都内九百か所の『開かずの踏切』対策や道路財源の一般化問題に取り組んでいきたい」と話す。
     また、今後の業界のために「社長の息子が運送事業を喜んで継ぎたいと思うような魅力ある業界にするため、社員が働き甲斐のある職場にできるよう議連が環境整備や制度改革の仕事ができればいい」と語る。
     41年、長野県高遠町に生まれる。64年、法政大学法学部卒業。76年、衆議院議員初当選。96年、国土庁長官就任。当選9回。

     
     
     
     
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