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    セブン―イレブン 期限切れ商品を飼料・堆肥として活用

    2007年9月3日

     
     
     

     セブン&アイ・ホールディングスは、循環型食品リサイクルに取り組むアグリガイアシステムと協働で、東京23区内にある約1,000店のセブン―イレブン店舗で排出される販売期限切れ商品の循環型資源としての活用を進めている。
     その一環として、セブンーイレブン独自の廃棄物改修システム『エコ物流システム』(1994年開始)をベースに、今年9月1日から食品残渣の飼料化への取り組みを本格スタートさせるという。


     同社は、食品残渣の再資源化として、2003年から実施する堆肥化に続き、100%リサイクルをめざす。
     同社が展開する『エコ物流システム』とは、各地域で推奨した廃棄物処理業者が、その地域の店舗から排出される廃棄物を一括収集し、効率的に適正処理とリサイクルを効率的に行うというもの。
    同システムを活用し、同社では、これまでも食の循環型ネットワークを推進。グループ内の食品残渣から生まれた堆肥を利用して育った『ひだまりスイカ』や『ほうれん草のごまあえ』をイトーヨーカドーやセブン―イレブンで販売してきたという。
    9月よりスタートするセブン―イレブン飼料化食品リサイクルの流れは、消費期限切れ商品を売場より撤去後、専用回収ボックスに入れ、バックルームで保管。1日1回、回収業者が冷蔵車で回収し、千葉県にある循環型飼料化センターで5種類に分別。この時、機械での分別が不可能なものは、手作業で丁寧に分別する。
    資源ごとに最適な飼料製造工程に進んだ各資源は、3種類の飼料原料となる。
    飼料は、セブン―イレブンの弁当や惣菜などの食材として利用する豚肉や鶏肉の飼料として利用するという。
    2007年7月末時点での実施店舗数は約1,600店、実施率で約14%だったのを、2008年2月末には2,350店、同率20%にまで拡大させる見込み。
    同社では、グループ各社から排出されるゴミなどの廃棄物を有効資源として活用していくとともに、食品リサイクルも積極的に取り組むことで、循環型社会をめざすとしている。
    関連リンク:セブン&アイ・ホールディングス

     
     
     
     
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