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    京都で拡大「黒煙ゼロ車」日本通運とファミマも参加

    2007年9月13日

     
     
     

     京都の都心部で展開されている、天然ガス自動車の積極導入などにより、「黒煙ゼロ・CO2ストップ」をめざすという「京(みやこ)・まちなかエコカー普及運動」。
     同運動を進める「京都市都心部(まちなか)グリーン配送推進協議会」(石野猛会長)は8月30日、京都ロイヤルホテル&スパ(京都市中京区)で第8回の推進協議会を開催し、新たに2社が同運動への賛同を表明した。


     「エコカー導入・トップランナー宣言」を発表したのは、ファミリーマートと日本通運の2社。ファミリーマート物流品質管理本部物流部長の益子正吉氏(写真左)は「京都市都心部エリアへのファミリーマート店舗へ商品配送するファミリーマート専用車両は、天然ガス車をはじめとするエコカーへの切り替えを推進する」と宣言。
     日本通運京都支店次長の太田忠文氏(同右)も「同協議会の取り組み内容が地域や地球環境のために大変重要であると十分理解し、低公害車両への切り替えなど積極的な対応を行う」と力強く語った。
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     同運動は全国でも初となる、事業者と行政のパートナーシップにより協議会を設置し、グリーン配送を推進する取り組み。商業・業務機能が集積する京都市の都心部(堀川通以東、河原町通以西、丸太町通以南、五条通以北)でグリーン配送を実践し、自動車が引き起こす地域の環境問題を改善することで、大気環境改善(黒煙ゼロ)と地球温暖化防止(CO2削減)に寄与し、事業活動の活性化を促進させるのが目的だ。
     04年1月の同協議会の立ち上げ以来、大手コンビニや百貨店、宅配事業者などが、エリア内の全配送車を天然ガス車に切り替えることを宣言するなど、画期的な活動内容で高い関心を集めてきた。「トップランナー宣言」を発表したのは、今回の2社を加えて20社となった。
     また、これまでのトップランナー宣言事業者による取り組み状況として、佐川急便安全・環境部労務運行管理課長の五平地勝氏と同環境推進課係長の南和明氏が報告。五平地氏は、「トップランナー宣言当初は、エリア内を走る58台中13台が天然ガス車であったが、その後導入を進めてており、今年1月には58台全車を天然ガス車に変更完了した」と説明し、南氏は「当社では、12年度までに天然ガス車7000台の導入を目標として掲げており、06年度末で3400台を導入している。当社が低公害車の中で、なぜ天然ガス車を選んだかと言うと、排ガスの性状比較で天然ガスが一番と判断したから」などと語った。
     日本ガス協会広域行政担当部長の山本昇氏は、「エリア内の宅配車両、コンビニ、飲料自販機においては、ほぼ天然ガス車化が完了した。『京都市都心部を黒煙ゼロに!』のスローガンが理解され、短期間で同運動が急速に浸透し、全国的にも関心を集めている」と報告した。

     
     
     
     
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