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物流ニュース
「ディーゼル車からCNG車へ」助成金活用で低コスト導入が可能
2008年5月21日
「ディーゼル車からCNG車」の改造を手掛ける溝辺自動車(大阪市住之江区)の溝辺友好社長は「国や各都道府県の補助金を活用すれば、改造費の負担は大幅に低減できる」と説明する。溝辺社長に話を聞いた。
ディーゼル車からCNG車への改造は、フラットフィールド(神奈川県厚木市)が本部を務め、新車・使用過程車などの改造を手掛けている。溝辺自動車は主に近畿2府4県を担当し、使用過程車の転換・整備、改造を行っている。
平成7年、フラットフィールドから「ディーゼル車からCNG車に改造ができないか」という依頼があり、開発に着手。「試行錯誤の末に公認を得た。平成8年には販売を開始した」という。
現在ではトラックやバスなど、小型車から大型車まで対応。全体の導入台数実績は900台以上を誇り、海外にも部品を輸出しているという。溝辺社長は「4t車の需要が高い。役所などの仕事を行っている車や特殊車両の需要が高い」と説明する。
エンジンの耐久性について、溝辺社長は「保証期間を設けている。構造は異なるが耐久性に問題はない。機械式に近いので、修理やメンテナンスを行いやすい」と話す。
改造価格は燃料タンクの容量設定により変わるが、2t車のアルミバン・平ボディ・ウイングなどは180万円、同車のユニック車などPTO付きは195万円、4t車のアルミバンは325万円、同ユニック車は340万円となっている。大型車両については別途見積もりが必要だ。
使用過程車での改造で補助金を活用した愛知県の例として、営業ナンバーの2t車(改造費180万円)で国交省から32万6000円、愛知県から32万6000円、ト協から20万円の補助を受け、自己負担金額は94万8000円となる。同条件で4t車の場合は、負担額86万8000円となる。
溝辺社長は「補助金を活用すれば低コストで導入できる。改造後の車検などのアフター面や燃料タンクの増設なども行っている」と語る。
溝辺友好社長
問い合わせは、電話046(220)5001番、フラットフィールドまで。 -
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