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物流ニュース
日本物流学会中部部会の講演会 岐ト協臼井専務が講演
2020年1月13日
【中部】日本物流学会中部部会(丹下博文部会長、愛知学院大学)は12月7日、愛知学院大学名城公園キャンパスで岐ト協(田口義隆会長、西濃運輸)専務理事の臼井靖彦氏を講師に招いての講演会を実施し、会員や学生、事業者らおよそ50人が受講した。
今回の講演は台風の影響を受けて10月から延期となったもので、関係者らにとってはまさに満を持しての開催。朝日大学(岐阜県瑞穂市)の土井義夫教授による開会あいさつを経て幕を開けた講演は、「岐阜県トラック協会における事業者目線に立った取り組み」との題目で進められた。
講演のなかで臼井氏は、運送業界の概要や近況を説明した上で、岐ト協における適正化事業の動きを紹介。実施機関としてのト協の立ち位置を踏まえた取り組み実績や課題、事業者との関係性などに加え、独自の企業診断ツールである「トラドック」の存在も挙げて、巡回指導における現場目線での実情を語った。
また臼井氏は、このほど岐ト協が受賞した鈴木賞(全ト協からトラック輸送において優れた業績を 挙げた個人・団体などに対して贈られる顕彰)についても触れ、「適正化事業が評価されての受賞は、岐阜県が初となった」と言及。「当たり前のことをやっていただけでは、当たり前の結果しか出てこない」と、適正化事業の巡回以外の部分にも重きを置いた活動を指摘して受賞の意義を確認すると、設けられた質疑応答の時間でも、寄せられた質問に丁寧な対応を見せた。
終了後、会場では講演内容を高く評価する声が複数聞かれるなか、参加した久居運送(三重県津市)代表の菅内章夫氏は、岐ト協が進めているトラドックに注目。「あれは良い取り組みだ」との感想を述べて、今後におけるさらなる発展的な動きについても期待を寄せた。
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