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物流ニュース
「ドライバーは紳士たれ」 カリツーの安全品質理念
2008年7月14日
「カリツーのドライバーは運送業界の紳士たれ」がカリツー(愛知県安城市)の田上順三社長の安全品質理念だ。同社の昨年の事故件数は車両数1,050台に対し8件と低い。
同社の安全品質管理部では「安全は生命線」「品質は屋台骨」と深く認識し、交通事故、製品事故の撲滅を目指している。田上社長も「生き残るため安全と品質の確保は不可欠」と話している。
同社では、3か月に1月は無事故無違反強調月間を設定し、車両前面に「私は…と宣言します」とプリントした車幕を掲示。
今年2月からは「隣接よし」「フォーク水平よし」の指差し呼称も徹底。荷主から「指差し呼称はカリツーの文化になりつつある」と絶賛された。
田上社長は「プライドを持て」と、常に乗務員に語りかける。
同社のドライバーは厳しい訓練と試験で合格点をパスした者に限られ、入社後、同社が運営する教育研修センターで学ぶ。試験で合格点に達するまで修了証書は授与されず、受け取ったものだけが業務にあたる。
研修はドライバーと作業員の2つのコースを設置。座学では試験のほか、研修に参加した感想文もまとめられ、指導員とのコミュニケーションに利用。配属先の所属長に送られ、日常の業務に生かしている。研修センターの榊原正剛所長は「基本に忠実に市民が感動する運転で、全社で事故ゼロを実現したい」と意欲を燃やしている。(戸嶋晶子)
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