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物流ニュース
グリーン物流パートナーシップ会議 優良事業事例を表彰
2020年1月29日
荷主と運送現場の企業が共に物流改善に取り組むグリーン物流パートナーシップ会議は12月13日、日経カンファレンスルーム(東京都千代田区)で、国交省と経産省の大臣および政務官と各審議官による物流の優良事業事例関係企業の表彰式を執り行った。
同会議の世話役を務める杉山武彦氏(高速道路調査会理事長)は「今年で15年目だが、平成27年から対象の案件範囲を、取り組みの内容と取り組む主体の、両面からに拡大した。現在までの取り組みに、さらに一段上の取り組み、あるいはこれまで以上により多くの人に参画してもらうようにと考えている」とあいさつ。また、「この会議の国際展開が始まり、7月にマレーシア運輸省によるアセアン初のグリーン物流パートナーシップ会議がクアラルンプールで開催され、本日もアセアンから9か国の交通環境の関係者が自国開催の検討のため参加いただいている。日本発のグリーン物流パートナーシップの取り組みが海外でも評価され始めている」と話した。
赤羽一嘉国交大臣は「物流は経済成長と国民生活を支えているが、効率的、持続的、安定的に機能を発揮していくためには、環境面に配慮するだけではなく、担い手不足が顕在化するなか、生産性を一層高め、持続可能な強い物流を実現していくのが不可欠」とあいさつした。中野洋昌経産大臣政務官は「今年度はこの表彰制度が始まって以来、荷主中心の取り組み件数が過去最多と聞いており、荷主の物流に対する関心が高まってきている。経産省では物流をめぐる様々な課題の解決に向け、RFIDなどIoTの活用や荷主と物流事業者などの連携を促し、引き続きサプライチェーン全体での生産性向上に取り組む」と話した。
令和元年度の各表彰受賞者は次の通り。
国交大臣表彰=佐川急便、北海道旅客鉄道、天塩ハイヤー▽公共交通・物流政策審議官表彰=日本パレットレンタル、キユーピー、サンスター、関光汽船、キユーソー流通システム▽経産大臣表彰=ユニ・チャーム、ライオン、資生堂、トランコム、日立物流ソフトウェア▽商務・サービス審議官表彰=キユーピー、伊藤ハム、米久ホールディングス、キユーソー流通システム、日本貨物鉄道、全国通運▽グリーン物流パートナーシップ会議特別賞=ヤマト運輸、西濃運輸、日本通運、日本郵便▽同賞=日本マクドナルド、HAVIサプライチェーンソリューションズ・ジャパン、富士エコー▽同賞=釜石鉱山、三八五通運、日本貨物鉄道、日本物流
なお表彰式後には、受賞者による取り組み事例の説明も行われた。
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