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    ひつじや衣料 荷崩れ防止用梱包資材「シャトルバンド」

    2008年10月2日

     
     
     

     「ストレッチフイルムはもう要らない」をテーマに掲げる、ひつじや衣料(鉛直高社長、大阪府堺市西区)は、パレット輸送の荷崩れ防止用梱包資材「シャトルバンド」を製造販売しており、大手企業や数多くの中小企業への導入実績を誇っている。
     ストレッチフイルムの代替商品として、コスト面や環境保全の観点から着目されているが、鉛社長は「導入されると、使いやすさとコスト面を実感して頂ける商品」と力強く語る。


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    「シャトルバンド」
     同社は1948年に創業。当時は作業服縫製業を手掛け、現在はニーズの多様化などで、布帛製品やTシャツなどの縫製、輸入衣類の加工などを取り扱っている。その衣類加工のノウハウを生かして開発されたのが、丈夫で使いやすい同商品。製造から販売まで一括して管理することで、質の高い商品を提供している。
     丈夫な素材とされるポリエステルを使用。摩擦に強く、1000回以上の繰り返し使用が可能で、ランニングコストとCO2の削減が見込めるという。鉛社長は「環境ISO認証を取得している企業などに最適な商品」と強調する。
     同社の試算では、標準パレット使用想定で、シャトルバンドとストレッチフィルムの効果対比は、1回使用時の価格対比では前者が約6円に対し、後者が約70円となり、ゴミ処理費用で前者はゼロだが、後者は年間約37万円かかる。同商品を百本導入した場合、約7か月で初期投資を回収できるという。
     取り付け・取り外しは一人ででき、取り外し後もコンパクトに折りたたんで、持ち運びが便利で収納場所も取らない。鉛社長は「ストレッチフィルムでは何回か周回しなければならないが、シャトルバンドは1回の作業だけなので、30秒ほどで作業ができ、効率化が図れる」と説明する。
     荷物の対応寸法は、全周が3m30cmから4m5cmと、同3m70cmから4m45cmとなり、幅は2種類ともに共通で65cm。また、検品しやすいメッシュタイプもそろえており、「顧客の提案から生まれたのがメッシュタイプ。ニーズに沿ったラインナップをそろえていく」と話す。
     鉛社長は「約2年前に販売を開始した。加工業とは違った顧客ニーズになるが、今までに培った技術、設備、アイデア、人、信頼を最高の武器として、商品の信用を高めていきたい」と語る。
     価格などの商品の詳細は、同社HPまで。http://www.hitujiya.co.jp/shuttleband
    (山田克明記者)

     
     
     
     
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