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物流ニュース
古河物流 協力会社との連携を大切に
2020年3月18日
OneTeam東電物流編では、物流面でライフラインを支える東電物流チームの相互信頼関係や目指している物流ネットワークの将来について、パートナー企業それぞれの代表の考えを聞くためにリレーインタビューを行った。2回目は、古河物流(東京都千代田区)の吉田康夫社長に聞いた。
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弊社は古河電気工業の物流部門を分離して設立したロジスティクス会社であり、電線や光ケーブルをはじめ、幅広い荷物を扱ってきた点と、輸送に関してはノンアセットである点が特色の一つ。売り上げは年間約150億円。そのうち約7割がグループ関連のお客様、残りは外販で、東電物流様はその中の最重要顧客であり、パートナーでもある。パートナーとして信頼を保ち続けるために、一番お取引のある拠点の関東物流センターで定期的な打ち合わせをさせていただいている。東電物流様への対応は、弊社にとっては重要なルーチン業務となっており、エネルギーライフラインの一翼を担うことに誇りを持ってやらせていただいている。
弊社は、電線の切り分けといった物流加工やその保管、現場への配送のほか、再生プラスチックドラムのメンテナンスと保管、輸送も任せて頂いている。この役割を果たす上で大切にしていることは、パートナー企業や協力会社同士の連携で、その基盤となるのは安全、品質、スピードだと考えている。
ライフラインを支える物流ネットワークとして、パートナー企業がそれぞれに信頼関係を高めて連携を強化すれば、緊急時の対応もスムーズにできる。災害時には、弊社も積極的にライフラインを支えていく体制を取っている。逆に、雪害で弊社が緊急の車両不足となり、東電物流様に助けていただいたこともあり、いざという状況では、お互いに助け合う関係を成り立たせていただいていると思っている。
東電物流様のお仕事は、ライフラインそのものなので、それを支えるために、弊社では東電物流様の理念も同じように共有してOneTeamでありたいと思っている。全ての輸送を協力会社にお願いして運んでもらっているからこそ、チーム全体が同じ方向を向ける体制づくりに注力している。業界全体の課題としては、人手不足を解消すること。そのためには、荷主と運賃交渉を行って物流を健全に保ち、労働力が集まってくるようにしなければならない。
また、弊社では将来に向けて新しい取り組みも積極的に行っており、1月に営業を開始した新名古屋センターは、移動ラックやマルチ走行フォークによる効率化と品質面のサービス向上を目指すとともに、さらなる新技術導入も考慮し、他拠点でのトライも見据えた新モデルとして力を入れている。
◇◎関連リンク→ 古河物流株式会社
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