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射界
2019年5月27日号 射界
2019年6月10日
ビジネスで結果を出すには「情報」入手に始まり、正否を判断したうえで、いかに活用するかで決まると言える。それほど現代は各種多様な情報が錯綜し、その中から「確かな情報」と「そうではない情報」を見極める能力が大切と言われる。情報の収集能力も大事だが、正否の判断能力も重要だ。
▲情報は固定化することなく常に変化し続ける。入手のタイミングが違えば価値の変化も生まれ、ともすれば環境の変化により価値も加減するだろう。変化に即応して活用すれば情報の値打ちが倍増する例さえある。そこには手にした情報を解析するスピードに加えて、信憑性を見極める能力が働いて、情報は〝生き物〟となり、新鮮さが大事な要素を示唆する。
▲とかく世間は、情報の集め方に重点を置いて論議されるが、新鮮な魚介類と同じように、手にしたら一刻も早く〝さばく〟必要性がある。情報は流動的で万一、ライバルが手にすれば情報の価値はなくなるかも知れない。情報は新鮮なうちに活用するタイミングの良否が問われていると考えたい。旬(しゅん)を外れた食材を避ける板前の見識と感覚に共通する。
▲情報は、いつ、どんな形で駆け巡るか予測できない。どうしてこの時期、こんな情報が流れるのか…と耳を疑う情報に接することがある。世にいう〝ガセネタ〟の横行だ。玉石混交の情報には、えてしてアドバルーンを揚げて動向をうかがう手が使われることもある。それを疑い、情報解析を念入りに、〝よし〟と確信したら即行動に。簡単だが緻密さも大事だ。
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