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    再違反させない仕組みを

    2011年8月26日

     
     
     

     「運転記録証明書」を眺めていると、実にいろんなことが見えてきます。その中で私なりに気づいたこと。それはひとたび違反を起こすと、立て続けに違反を起こすケースが多いということです。



     ある年に「携帯電話使用等(保持)違反」があると、同じ年にさらに1、2回の違反を重ねているのです。しかも、例えば4月に違反をして5月にまた同じ違反をするといった短期間での再違反です。同じ違反をするのは主に「シートベルト装着義務違反」や「携帯電話使用等(保持)違反」のような、一見軽微に感じる違反がほとんどです。

     一体、これは何を意味しているのでしょうか? 二つの問題が考えられます。

     一つ目は、ドライバー自身の問題です。要するに、「違反に対して反省をしていない」ということです。「ちぇっ! 運が悪かったな」。おそらくこの程度で、深く反省をしない性格であることが推測できます。二つ目は、運送会社の管理上の問題です。管理者が違反を繰り返すドライバーに適切に指導できていないことが分かります。「シートベルト装着義務違反」は本人の命に支障が出るだけで第三者には害を与えない。そう思いがちです。ところが、そうではないのです。なぜでしょうか?

     運送会社は死亡事故や重傷事故を起こすと、国土交通省に「事故報告書」を提出しなければなりません。通常、この事故報告書を提出すると国土交通省の監査が入ります。監査の結果、法令違反が見つかると行政処分を受けることになります。この行政処分は重い場合、「営業停止」という厳しい内容になります。

    実はこの「事故報告書」を提出しなければならない死亡事故に、自社のドライバーが死亡した場合も含まれます。ということは、シートベルトを装着していなくて車外に放り出されて死亡した場合、国土交通省の監査を受け、その結果、長時間労働等の悪質違反が発覚した場合には厳しい行政処分を受けるリスクがあるということなのです。

     ですから「シートベルト装着義務違反」といえども、見過ごすわけにはいかないのです。運転中の携帯電話使用の危険性については言うまでもありません。「ドライバーの再違反の傾向を把握し、再違反をさせない仕組みを作ること」。運送会社の危機管理の一つですね。

     
     
     
     
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