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都築通商(香川県観音寺市)と続木商店(同所)が事業停止
2011年11月10日
?都築通商(資本金1500万円、香川県観音寺市室本町1325 55、代表續木正人氏、従業員15人)と?続木商店(資本金300万円、同所、代表續木浩視氏、従業員2人)は7日に事業を停止した。
都築通商は、1958年に現代表の兄が運送業を目的に個人営業を行い、関係会社を設立。その後、同社の運送部門を分社化する形で、90年6月に法人改組した当時では長い業歴を有する一般貨物自動車運送業者。設立当初から、関係会社が取り扱う冷凍食品や「いりこ」を運送することで業容を拡大していたが、「いりこ」の漁獲量の減少により業容は縮小。最近では観音寺市及び愛媛県四国中央市の冷凍食品加工業者、食品販売業者を主力得意先として営業基盤を築き、09年3月期には年売上高約3億9000万円を計上していた。
しかし、財務面については、軽油価格の高騰や同業者間の競合激化などによる過年度の欠損計上によって資本食い込み状態に陥っていたほか、収益性も低調な推移が続いたため、余裕を欠いた資金繰りを余儀なくされていた。今期に入り、収益性の改善に取り組んでいたものの、大幅な改善には至らず、資金調達も限界に達したことで今回の事態となった。
続木商店は、58年に運送業を目的に個人営業を行い、87年4月に法人改組した冷凍倉庫業者。創業当初は運送業を中心に営業を展開していたが、都築通商に運送部門を移管後、冷凍倉庫業を行っていた。都築通商と一体となって、地元冷凍食品製造業者やスーパーなどを得意先に持ち、倉庫管理を実施してきたが、都築通商に連鎖した形となった。
負債は都築通商が約1億2000万円、続木商店が約6000万円で2社合計約1億8000万円が見込まれる。
(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)
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