最近では大型トラックやトレーラなどを含め、多くの車両が快適なドライビングができるようにコンピューターで制御されている。その一方で、原因がわからない車両火災も起こっているようだ。大阪府南部に本社を構える運送事業者では先月末、積み荷を積載した大型トレーラが数十分で全焼するという火災が起きた。

　同社社長がドライバーに確認したところ、道路を走行中に突然、エンジンから異音（ガチャンという音）がして停止。その後、惰力で左端に車両を移動させたところ、運転席左端のダッシュボード付近から煙が立ち、ドライバーは慌てて車両を降りたという。車両を確認したところ、オイルバンから火の手が上がっており、ドライバーが消火器で消火に当たったものの、火は瞬く間に車両を包み込んだ。消防車も数分後に駆け付けたものの、車両は積み荷と共にほぼ全焼した。同社社長は「同車両は購入して３年で、３か月前にオイル漏れが生じたことからディーラーに修理を要請した。その後、順調に走行していたが、今回突然、エンジンが停止して、車両火災が発生した」と説明する。（詳しい内容は、物流ウィークリー７月１３日号に掲載しております）