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働き盛りの年代に潜む認知症 正しい知識でサポートを
2016年2月10日
認知症患者による自動車運転事故が後を絶たない。厚労省によると2025年には認知症患者は700万人を超え、それは65歳以上の5人に1人になるという。運送業界では高齢ドライバーも多く、その活躍への期待も大きい。また、高齢者だけでなく50代前後から発症する例もある。65歳未満で発症するものを若年性認知症といい、その患者数は約3万7800人(2009年の厚労省研究班調査)という。運送業界ではまだまだ若手とも言えるこの年代に潜む認知症。一体どのようなものなのか。
認知症は、老化による物忘れとは違い、病気によって脳の神経細胞が壊れるために起こる症状や状態。進行すると、だんだんと理解力や判断力が衰え、社会生活や日常生活に支障を来すようになる。厚労省によると、若年性認知症患者の推定発症年齢の平均は51.3+−9.8歳(男性51.1+−9.8歳、女性51.6+−9.6歳)となっている。昨年策定された認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)でも?若年性認知症施策の強化?が七つの柱に盛り込まれている。昨年10月、宮崎市で73歳男性が運転する軽乗用車が歩道を約700?にわたり暴走し、歩行中の女性2人が死亡するという事故があった。男性は認知症の治療を受けていた。(詳しい内容は、物流ウィークリー2月8日号に掲載しております) -
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