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離職を防ぎ人材定着へ 運送業の激しい人材流動
2016年6月2日
大卒者の3年後離職率は「32.3%」と、短期間で離職する割合が高いと言われているが、トラック運送業では年代にかかわらず人材の流動が激しい。昨年8月に厚生労働省が発表した「平成26年度雇用動向調査」において、産業別の離職率では最も高い「宿泊業・飲食サービス業」の31.4%に比べ、「運輸業・郵便業」の13.1%は、突出した数字とはいえない。しかし入職率でみると、「宿泊業・飲食サービス業」の39%に対し、「運輸業・郵便業」は12.9%で、入職率が離職率を下回っていることが分かる。しかも離職率が入職率を上回る業種は、調査にある14業種中でわずか3業種だ。そこで、離職を防ぎ人材を定着させる方法を探ってみた。
企業の経営資源3要素と呼ばれる「ヒト・モノ・カネ」のうち、一番扱いに困るのはヒトであることは間違いない。ヒトの場合には「採用する」「管理する」という苦労以外にも、「定着させる」という苦労が伴うからだ。定着できなければ採用コストは増すばかりとなる。
「人材が成長していくためには、ある程度の安定が不可欠」と話すのは、滋賀県の運送事業者社長。「安定がなければ従業員を育成することもできず、特に30代前半までの従業員は不満を持ち次々と辞めていく。
(詳しい内容は、物流ウィークリー5月30日号に掲載しております)関連記事
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