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勘違いから起きた二つの事例 危うく無免許で運転も
2017年4月20日
だれにでも思い込みや勘違いはあるものの、その内容が業務上の重要な部分に大きく関係するとなると看過できない問題となる。ここで紹介する二つの事例は、広島県内のトラック運送会社で実際にあった話。「年齢のせいで目が怪しくなったから大型トラックを降り、4?車で近場の仕事に変えてもらいたい」と考えた60代の男性ドライバーと、「まもなく運行管理の国家資格が手に入るはず」だった運送会社の女性役員。2人の思い込みや勘違いは、意外にレアなケースではないのかもしれない。
■あわや無免
大型トラックで関西方面への輸送業務に従事してきた60代の男性ドライバーは「2、3年前から深視力に不安があり、更新時の再検査で合格できなかった」という。社長と話し合った結果、今年から4?車での地場配送の仕事に回ることになったが、「本人、それに配車担当者の思い込みや勘違いがあって、無免許運転を続けさせるところだった」と社長。男性ドライバーが同社に勤めて長年になることもあって、「運転免許を細かく見ていなかった管理体制に問題があったと反省している」と話している。
実は、男性ドライバーには10年以上前に免許を失効させた経験があり、その後に「あらためて大型免許を取得した」という。それの、どこに問題があるのか直ちに理解できなかったが、「要は、受け直した当時に普通免許を取得していない状態で大型免許だけを取ったため、深視力がダメで免許が格下げになる場合、その時点の普通免許を持っている扱いにされるらしい」(社長)と説明する。(詳しい内容は、物流ウィークリー4月17日号に掲載しております)
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