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物流ニュース
国分 板橋総合センター開設、大型三温度帯汎用施設
2015年3月27日
国分(國分勘兵衛社長、東京都中央区)は、同社で最大級の大型三温度帯汎用センターとなる板橋総合センターを開設し、2月4日から稼働を開始した。同社がこれまで行ってきた菓子・酒類・加工品などの常温商品の一括保管に、チルド、冷凍、フレッシュをプラスし、フルラインでの対応が可能であるほか、首都高速5号の高島平出入口、中台出入口から近距離に位置し、東京23区内への配送のほか、埼玉、千葉、神奈川、茨城の1都4県の配送にも強みを持つ。
板橋総合センターは、敷地面積5201坪、延べ床面積1万213坪の4階建てで、各階に中2階を持つ7層構造。1~2階は常温・冷凍・冷蔵庫で、3~4階は常温庫となっており、加工食品から酒類、冷凍食品、日配品、デリカ、アイスクリーム、生鮮品など多岐に渡って対応できる。
1階の入出荷スペースは3方向に面し、センター全体では71バースを確保。常温では1万5000アイテム、冷凍7800アイテムを取り扱う。また、常温は20万ケース、冷凍10万ケースの保管能力を有する。
空間を最大限に利用するため、中2階にスペース・コンベア搬送を設置した。また、スムーズな入荷作業のため「タッチパネル式画面入荷受け付けシステム」を採用。ドライバーの携帯電話番号を入力すると、何番のドックに接車すればよいかすぐに分かり、ドライバーの負担軽減につながるうえ、これらのデータをもとに入荷時間の調整にも活用されるという。さらに、倉庫床面に防塵剤を使用し、高耐久性を実現したほか、チルド庫にドラフト二重天井方式を採用し、作業員に直接冷気が当たらないよう配慮している。
同4日に行われた開所式で國分社長は「これまで流通全体の最適化、トータルでの流通コストの削減に取り組んできたが、この先も変わらず3温度帯の物流倉庫が求められる。皆さまのご要望に沿えるよう、これからもまい進していく」と述べた。
◎関連リンク→ 国分株式会社この記事へのコメント
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