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物流ニュース
業務の効率化へ 臨機応変な人選、ドライバーの思い反映
2015年8月4日
平ボディー車で建材輸送や軽貨物を手がける神奈川県の運送事業者は、仕事の大部分をスポットが占めている。そのため、配車についても定期便中心の会社とは全く違ったノウハウが必要だ。
スポットの場合、現場が毎回異なることが多く、案件ごとに最適なドライバーを適時割り当てる必要がある。緊急の仕事が当日に入ることもあるため、待機中のドライバーから最適な人選を求められるなど臨機応変な対応が不可欠。そこで重要になるのが日頃のコミュニケーションだ。何気ない会話の中から、各ドライバーの得手不得手や顧客との人間関係などを把握して配車に反映させる。本人からの相談や報告はもちろん、ドライバー同士の噂話にも耳を傾ける。特に気を遣うのが長距離の仕事だ。ドライバーの好みもはっきりと分かれるため、「長距離好き」のドライバーを選ぶ必要がある。労働時間の問題からドライバーを休ませる必要もあるため、先のことを考えながら配車していく。
また、スポット中心のため、必然的に取引する荷主の数が多いことも特徴。平ボディーの仕事で40〜50社、軽でも30〜40社にのぼるため、慣れていない人が適材適所の配車を行うのは簡単なことではない。荷主についても各社の特徴を把握し、より最適なドライバーとのマッチングを図ることで業務の効率化につなげている。この記事へのコメント
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