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運送会社
福嶋商事 福嶋社長 「Gマーク、人材確保に生かしていく」
2016年4月1日
【埼玉】福嶋商事(福嶋徹也社長、川口市)は今年度、初めてGマークの申請を行い認定を受けた。申請当時は会社設立から5年。立ち上げから短期間での取得について福嶋社長は、「元請け事業者から取得しないのかと言われたことがあり、当時は創業から3年経っていなかったため取れない状況だった。しかし『ゆくゆくは取りたい』という気持ちがあった」と振り返る。
トラックディーラーから昨春、「取得をサポートする」という申し出があったこともあり、申請に向け準備を始めた。「どんなところをチェックされるのか確認すると、基準はクリアできていた。あとは書類をそろえればよいとわかった」と同社長。「荷主の求める安全水準をクリアするために社内で取り組んでいたことがそのまま生かせた」という。
長時間になる仕事は他の仕事に切り替え、配車も労働時間を基準に調整するようになった。今では「バラ積みかパレットかで手当てするように変えているので、稼ぎたいドライバーは手積みでも、少しでも速い積み下ろしの方法を常に考え、1本でも多く仕事をつけてもらえるようにと頑張ってくれている」という。こうした全社挙げての取り組みで、労働時間の削減と仕事の効率化に成功している。そのため、「Gマーク取得で苦労したのは1、2か月で書類を整えなければならなかったことくらい」という。
「Gマークを取っていることで、きちんとしている会社というイメージを持ってもらえる。今後は人材確保にも生かしたい」と同社長は続ける。さらに、Gマークにとどまらず、管理者が中心となりドラコンへの出場やグリーン経営などにも挑戦しようと準備を始めている。「目指すのは、EXILEのように見た目はやんちゃでも中身はしっかりしている会社」と同社長は笑う。
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