-
運送会社
県南運輸 Gマークは「しっかりとした事業者の証」
2025年6月20日
県南運輸(相田昌之社長、栃木県栃木市)は今年度、初のGマークを取得した。「個人的には、Gマークはしっかりとした一般貨物運送事業者の証だと思っている」と相田社長は話す。赤帽1台からスタートした同社だからこそ、強い思いがある。
Gマークを取得するため検討を始めたのは数年前のこと。コロナによって売り上げが減少し、仕事について見つめ直していた時期だった。運送会社として、一歩前進するために着目したのがGマークだった。
やるからには完璧を目指したいと考え、帳票類についてはその日中に仕上げ、次の日にやり残さないように徹底した。過去の巡回指導で、帳票類の不備を指摘された苦い経験からだった。その甲斐あって、高い評価を得ることができた。
コロナから現在に至る数年間の経営は一筋縄ではいかないものだったが、今年度は同社にとって、大きな試練と変化の年だった。自動車メーカーの不祥事による影響から既存の仕事がなくなり、大幅に売り上げが減少。求荷求車システムを駆使しながら新しい仕事に挑戦した。
大変な時期ではあったが、従業員と対話する時間を大切にした。仕事に対する考え方やニーズを知り、各人に適した働き方を用意するためだ。働きやすい職場をつくってきたことで、離職率は低下。心配していた物損事故も、ある時期からピタリとなくなった。「Gマークをつけたことでだいぶ意識は変わったのではないか」と同社長。
初の大型車の導入やGマークの取得など、目標を一つひとつ実現してきた。今年、会社設立から40年を迎える同社、一般貨物の分野でも着実なステップを歩んでいる。
◎関連リンク→ 有限会社県南運輸
関連記事
-
-
-
-
「運送会社」の 月別記事一覧
-
「運送会社」の新着記事
-
物流メルマガ