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ブログ・橋本 直行
【組織一体化】
2008年10月27日
組織一体化とは、構成員同士の仲がよいということではありません。
チームワークがよいということとも、若干違います。
組織活動の目的・目標が共有化されている状態が、『一体化』です。
組織活動の目的とは、究極には企業理念・経営理念です。
また、経営ビジョンなり3ヶ年数値計画、単年度予算などが、目標に
あたります。
部長までしか組織の目的・目標を認識していない企業よりも、課長
までが認識している企業の方が、一体化しており、強いと言えます。
もちろん、最も強いのは、現場最前線の社員までそれらが周知されて
いる企業です。
皆が同じ目的・目標に向かって、元気にがんばる状態を、つくらな
ければなりません。
仲良しということとは違います。
「2人の石切職人」という有名な寓話があります。
ソフィアバンク代表の田坂広志氏が、よく紹介する、以下の内容の
寓話です。
> 建設現場で2人の石切り職人が働いていた。
> その仕事に興味を持った旅人が、何をしているのかと聞くと、
>
> 一人目の石切り職人(A)は不愉快そうに
> 「このいまいましい石を切るために悪戦苦闘しているのさ」と
> 答えた。
>
> 二人目の石切り職人(B)は表情を輝かせ、生き生きとした声で、
> 「ええ私は、多くの人々の心の安らぎの場となる素晴らしい教会を
> 造っているのです」と答えた。
「仕事は、Bのような意識で取り組むべきで、そちらの方が大成する
だろう」という教えを含む話として、よく紹介されるものです。
企業が欲しいのも、当然AではなくBの方です。
しかし、実際には、なかなかBの意識にはなりません。
むしろ企業側から積極的に「この仕事の目的は、●●を造ること
だよ」と教えてあげて、モチベーションを上げる必要があります。
全員がBの意識になった組織は、究極に一体化しています。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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