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ブログ・橋本 直行
【売らない売り方】
2009年12月25日
物が売れない時代の切り札として、様々な業種で新たなメンテナンス
サービスが、生まれてきています。
経費削減と環境配慮の面から、物をできるだけ長く使う手伝いをし、
顧客の競争力を上げるという提案です。
まだ使えるものを、安易に捨てて、買い換えることはしないという、
言わば、とてもまともな話です。
本物化の時流は、どんどん進んでいます。
ブリヂストンのタイヤショップでは、法人顧客の保有車両のタイヤを、
メンテナンスを含めて総合的に管理する、エコバリューパックという
サービスメニューを、積極的に拡販しています。
エコバリューパックでは、空気圧管理やローテーション管理、自社台
方式のリトレッドタイヤなど、トータルでタイヤを管理します。
これにより、既存車両に関するタイヤの販売数は減りますが、メンテ
ナンスの売上げが上がり、また顧客の安定化・固定化につながります。
こういう「売らない」方向性への転換が遅れた企業は、これから
急速に衰退していくと思われます。この記事へのコメント
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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