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  • ブログ・鈴木 邦成

    地産地消型のビジネスモデル

    2009年6月27日

     
     
     

    サプライチェーンの距離の短縮
    「サプライチェーンの距離」をいかに短くするかを考えるヒントとして、地元密着型のスポーツチームというものを考えてみましょう。
    プロ野球やJリーグでは地元密着型チームには熱狂的なファンがいます。
    地元密着型のチームの場合、ファンはそのチームに「地元だから」ということで強い愛着を感じます。
    また、球団サイドからすると、ファンの要望、声も聞きとりやすくなります。
    地域密着型のチームは強くなる!
    サッカーなどではホームかアウエーかでチームの勝率が変わることがよくあります。
    ホームの場合、ファンが熱心に応援してくれるので精神的に優位に立ち、好成績をあげることができるようです。
    同時に選手にとっては地元のほうがコンディションの調整も都合がよくなります。
    たとえば地元で食事をするならば、なじみのないものを食べて食当たりをおこしたりするリスクは回避できます。
    病気、故障などの際も地元のかかりつけの医師、病院を利用することができます。
    地元密着型のチームが地元の選手を使って、地元のファンの声援を受けてゲームをすれば、高い勝率を残す可能性が強まってくるわけです。
    企業経営も地元密着型で!
    そして同様なことが企業経営にもいえます。
    地元に密着した企業ならば、ビジネス面のみならず、工場の運営や人材確保などにも地元住民が大きなバックアップ体制を敷くことになります。
    企業が地元と一体となって企業力を強化してきた事例は数え切れないほど存在するのです。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    鈴木 邦成

    物流エコノミスト・日本大学教授
    国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
    欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
    国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

     
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