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ブログ・鈴木 邦成
医薬品・医療品分野のロジスティクスの特徴とポイント
2010年5月2日
長蛇の列
上海万博がついに開幕しました。
中国館、日本館など、長蛇の列が出来上がっています。
機会があれば見に行きたいとも考えていますが…。
医療・医薬品分野のロジスティクス
医薬・医療分野でのロジスティクスを考える場合、低温物流への対応は必須ということになるでしょう。
また、医薬品の中には輸入品も相当に多くなりますから、国内物流での完結ではなく、国際物流、グローバルサプライチェーンの視点をもふまえてのロジスティクス戦略の構築が望まれます。
ちなみに管理する温度帯については、冷凍が中心になりますが、血清などについては-50℃以下の超低温帯です。
医薬品の場合、「必要なモノを必要なだけ必要な時に供給する」というSCMの基本セオリーを踏まえた在庫戦略を実務の現場では行いにくい面があります。
インフルエンザなどの流行に備えるケースも少なくありません。
医薬品卸などの在庫は多めになり、しかも医療機関・薬局などへの配送は多頻度小口化せざるをえません。
物流の全体構図が複雑化せざるをえない面があるともいえましょう。
そうした特性を踏まえつつ、安全性、品質などに考慮し、いかに緻密な在庫戦略を構築し、高コスト化への脱却、物流効率化を進めていくかが喫緊の課題ともなっているわけです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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