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ブログ・鈴木 邦成
物流改善への好奇心
2010年10月22日
羽田の再国際化
羽田空港の再国際化、24時間化で東アジアの物流も変わるのでしょうか?
大切なのは東アジアにおける日本の物流機能を戦略的に考えていくことでしょう。
地に足のついたプロジェクトチームを作って我が国のグローバル物流戦略を多面的、多層的に練っていく必要があるように思われます。
物流改善のキーワード
物流改善について、物流コスト削減や物流効率化などの視点から様々な方策が提案されてきました。
ただ、定番化した改善提案以外に新しい視点を導入していかないと、これからの生き残りをかけた時代に活路を見いだしていくのは容易ではないでしょう。
そしてそのために重要になってくるのは改善への好奇心のように思えます。
せっかく顧客企業が自社の悩みをうち明け「何か解決策はないか」と相談しても、「ウチの会社にはそんなことは到底できない」と、自社の得意とするフィッシングやこれまで馴染みのない領域であることを理由に断ってしまうケースを時々 見かけます。
これまで取り扱った事例などのない、未知の分野でも、もしかしたら自社にそうしたポテンシャルがあるかもしれません。
顧客企業もそれを感じているから相談してくるのでしょう。
巨視的に考えて好奇心を旺盛にすることが現状の行き詰まりを打開する大きな推進力となる可能性が高いのです -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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