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ブログ・船井総研ロジ
第187回:現場を好きになれば自然と売れる
2013年3月20日
5S活動に力を入れて取り組まれている企業様も多いですが、その目的は大きく分けて次の三つではないでしょうか。
(1)5Sカイゼンによって、現場の作業効率を上げるため。
(2)現場をショールーム化し、荷主企業に来てもらい受注率を高めるため。
(3)5S活動を通じて社員のレベルアップ、社内一体化を図るため。
5Sは個々の活動だけでなく、チーム・会社全体で取り組まないと結果が出ないですから、社内一体化のツールとしては最適です。また、大きな効果の一つに、メンバーがその現場を好きになることが挙げられると思います。
「好き」の反対は「無関心」と言われているように、好きになるためにはまずは関心を持たなくてはいけません。活動を進めていくには、現場に関心を持つところからスタートします。自分たちで作り上げた現場、という意識になれば、メンバーはその現場がとても好きになるでしょう。
そして、この「自分たちの現場が好き」という感情は、実は営業の受注率に大きく関わります。なぜなら、自分が気に入っていないものや好きでないものを他人に勧められないのと同じで、顧客に商品・サービスを提案する際に、自分自身がその商品・サービスを好きどうか、というのは非常に重要なファクターだからです。
人は理論よりも感情で動きます。営業の場で理論立てて説明するよりも、実際に現場に来てもらい、現場メンバーから説明してもらえば、いかに素晴らしい現場なのか、感情を込めて心から伝えてくれるでしょう。好きなもののどこが良いかを説明するのに、テクニックは重要ではありません。自分の感情がそれを表してくれるからです。
ですので、現場メンバーが自分たちの現場を好きになれば、営業は多くを語らずとも売れる、そのような流れができてきます。
(株式会社船井総合研究所・河内谷庸高)
☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com」
※記事は12年7月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
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