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  • ブログ・船井総合研究所

    第28回:CO2排出量を明記

    2009年10月19日

     
     
     

     サッポロビールは、2009年から生ビール「黒ラベル」の350ミリリットル缶容器の表面に「原料栽培から缶容器を廃棄するに至るまでに生じた1缶あたりの二酸化炭素排出量」を表示すると発表しました。これに追随して、他の大手の食品メーカーも同様の試みを導入してゆくと言われています。


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     私はコンサルタントとして農協および農業生産団体との付き合いがありますが、彼らは大手食品会社の契約栽培を請け負っているところが殆どです。この流れが一般化されれば、発注元の会社から呼ばれて「農業生産するのにどれだけ二酸化炭素を排出したら明記しなさい」と言われる日がやって来るでしょう。食品メーカーとしては環境負荷が少ない企業である事をウリモノにしたい訳ですから、やがては二酸化炭素排出量の少ない農業生産方式を農家が強いられる事になりそうです。
     物流についても同様の事が言えます。JA全農などの組織はもともと県本部単位で自前の物流会社を持っていますが、昨今の経営合理化の流れで、どんどん外注化が進んでいます。その際にも、「二酸化炭素排出量の少ない」物流手段を選ぶことが考えられます。とくに農業などは天候に左右されるので、冷害対策で例年以上に暖房費をかけた場合は大変です。「今回は栽培で二酸化炭素を通常以上にたくさん排出したので物流における排出量を抑えて総量の数字を維持したい」と考えるかもしれません。
     また、群馬県に本社を持つ大手流通業の株式会社ベイシアは売場で「エコ対応商品」を展開、第一弾は株式会社湖池屋と協力し同社の商品であるポテトチップスを紹介、株式会社湖池屋はポテトチップスの売上げの一部をNPO地球緑化センターに寄与、森林の整備や植林に使われます。いずれにせよ、これからは食品を選ぶ基準において「味」や「価格」以外に「環境への貢献度」も目安になりつつある現在。環境負荷の少ない食糧生産、物流体制が求められてくるのでしょう。
    (株式会社船井総合研究所 楠元 武久)
    ☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com
    ※記事は08年7月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

     
     
     
     
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    本コーナーでは、船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループによる リレー連載を掲載します。

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