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ブログ・船井総研ロジ
第46回:食育・環境教育を活用
2010年3月9日
近年、食育や環境教育が注目されるようになりました。各種教育機関のみならず、企業もCSR活動の一環としてこうした取り組みを推進しているところも増えています。しかし、こうした教育プログラムは、一時的かつ場当たり的な取り組みであることも多いようです。
今回は、船井総研として幼稚園の年長向けに取り組んでいる食育・環境教育プログラム「ecoもぐkid’s大作戦」についてご紹介したいと思います。
幼稚園におけるこのような取り組みとしては、芋掘りや田植えなどが多いのですが、年間を通して、自然の循環全体を学ぶことができるプログラムはほとんどありませんでした。
本来、一時的なイベントではなく、年間を通じた自然のあり方を学ぶことが重要で、特に幼少期からの体験がその後の人格形成を大きく左右すると考えています。そして、自然環境に触れながら身体で感じる教育、このような人間形成の根幹教育に共感していただける親御さんが非常に増えているのです。
「ecoもぐkid’s大作戦」では、紙芝居と現場実習を繰り返しながら、食育・環境教育について年間を通じて学んでいくことができます。特に、現場実習では、給食時に発生する生ごみを堆肥化し、それを使用した大根の栽培を行います。そして、収穫時にはお母さんも一緒になって味噌汁作りを行うのです。ここ2年間の取り組みで、お母さん達からの指示も多数得られ、今では「幼稚園と同じように自宅で生ごみをリサイクルしたい!」という要望も出てきています。
現在、こうした取り組みは、様々な企業から注目されています。地域貢献のみならず企業価値向上へと役立っているのです。
(株式会社船井総合研究所・山田浩太)
☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com」
※記事は08年12月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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