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    第55回:廃棄物削減ビジネス

    2010年5月11日

     
     
     

     前回は施設内メンテナンスコスト削減という視点から産業床工事ビジネスという環境ビジネスをご紹介しました。今回は廃棄物コスト削減という観点から環境ビジネスをご紹介したいと思います。


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     廃棄物排出元企業(以後、排出元企業)は自社から排出される廃棄物を基本的には廃棄物処分企業に処分コストを支払うことで委託処分しています。中には年間数千万円から数億円という廃棄物処分費用を支払っている排出元企業もいます。
     このコストを削減させるべく、排出元企業は、廃棄物処分企業を再選定したり、自社分別を強化することで処分コストを抑えるという方法をとっていますが、既に企業努力の限界を感じている排出元企業も少なくないようです。では、廃棄物コストを削減するにはどうすれば良いのでしょうか?答えは「自社処理」です。
     自社で廃棄物を処理(減量・減容)することで廃棄物の委託量は減少します。つまり廃棄物処理コストは必然的に安くなることになります。しかし、自社処理をするには新たに投資をして、処理機を購入したり、その為の人件費が必要になったりと逆にコスト高になる可能性もあります。そのような理由から、「自社処理」は排出企業としては踏み出しにくい処理方法です。そこでここに「ビジネスチャンス」が生まれます。
     そのビジネスというのは、排出元企業が自社処理を行うのではなく、排出元に代わって自社処理を行うビジネスです。これは排出元企業と繋がりのある企業であれば参入できるビジネスです。例えば物流業、環境分析企業などです。まず排出元企業の敷地に処理機を導入します。この際ポイントなのが処理機は排出元企業が購入するのではなく、物流業、環境分析企業が購入し、排出元企業に対して無償レンタルをすることです。
     こうすることで、排出元企業の「投資リスク」を削減します。次に物流業、環境分析企業が排出元企業に代わり廃棄物処理を行います。これにより排出元企業の「人的コスト」を抑えることが可能となります。では、物流業、環境分析企業はどこから収益を得れば良いのでしょうか。それは廃棄物処理管理費用として収益を得るのです。そしてその管理費用は排出元が削減した廃棄物コストから抽出します。例えば年間500万円削減したのであれば、管理費用として300万円を物流業、環境分析企業は排出元に請求するのです。
     こうすることで、排出元企業は200万円のコスト削減とローエミッション化が実現します。そして、物流業、環境分析企業は「安定した収益」として毎年1社から300万円の売上を確保できるビジネスを行うことができるのです。
     製造業をはじめ、様々な企業において「コスト削減」は不況化の今、重要な課題です。もし、御社が排出元企業と直接的な繋がりがあるのであれば、そのような「コスト削減」にフォーカスし、既存の排出元企業との繋がりを活かした「廃棄物コスト削減ビジネス」を新規ビジネス参入としてご検討してみてはいかがでしょうか。
    (株式会社船井総合研究所 小川 宏明)
    ☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com
    ※記事は09年04月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

     
     
     
     
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    本コーナーでは、船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループによる リレー連載を掲載します。

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