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ブログ・橋本 直行
【昔ながらの手法を残す目的】
2009年8月14日
繁盛日本酒メーカー、関谷醸造は、昔ながらの酒造りの手法を残す、
吟醸工房という工場を有しています。
一般消費者が酒造り見学と酒造り体験をすることができる、たいへん
ユニークな工場です。
ただし、この工場の目的は、一般消費者向けのマーケティング施策
だけではありません。
若手社員が、昔ながらの工程を学ぶ、研修の場でもあるのです。
彼らは、交代で3~4ヶ月間、吟醸工房に寝泊りし、手造りで酒を
造る方法を学びます。
その工程を学ぶことによって、本社工場で、先進の設備を使って酒を
造る際に、適切な管理や様々な工夫ができるようになるといいます。
作業を自動化、機械化していけば、効率は上がります。
しかし、ポイントが見えなくなり、品質を落とす危険性があります。
あえて昔ながらの酒造り手法を残し、研修させる、関谷醸造の施策
からは、大いなる示唆が得られます。この記事へのコメント
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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