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ブログ・橋本 直行
【社内スクール】
2010年1月31日
これからは特に、社内の教育制度がしっかりしている企業でなければ、
生き残るのが難しくなると思います。
なぜなら、縮んでいくパイを獲り合う世の中になれば、本格的な質の
戦いになると予測されるからです。
企業の生み出す商品の品質は、広義には、すべてその企業の構成員に
よるものです。
よって、構成員を磨くことが、経営に安定をもたらすための最も効果
的な策だと言えます。
例えば、営業を全くしなくとも、次々と相談案件が舞い込み、常に
順番待ちの状態である物流企業、シーオスは、STS(シーオス・テク
ノロジー・スクール)という社内教育制度を持っています。
完全オリジナルのテキストを使い、全くの素人を優れた現場管理者や
システムエンジニアに育て上げてしまいます。
講義、試験と人事考課のシクミが、うまくリンクして機能しています。
同社社長の松島聡氏は、次のように言います。
> 「結果がすべて」と成果だけで評価する経営者は、怠慢である。
> 成果を上げるプロセスを、会社がしっかり習得させてあげなければ
> ならない。
凡人を、優れた戦力に変えられる組織ほど、強いものはありません。
経営者の皆様は、社員教育ほどリスクがなく、効果の高い投資はない
ことを認識し、厳しい今だからこそ、力を入れていただきたいと
思います。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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