-
ブログ・橋本 直行
【現場の生情報】
2010年2月20日
レントラ便は、トラックとドライバーを一緒に貸し出して、時間制で
料金を請求する運搬サービスです。
今までの運送会社、引越会社が、距離と荷物量、作業員の人数等に
よって料金を算出するのに対し、レントラ便は時間制定価です。
そこが、消費者から「わかりやすい」という評価を得て、昨年比150%
以上で伸びています。
とても新しくてユニークなサービスモデルであるため、これを展開
する株式会社ハーツの社長、山口裕詮氏は、現場生情報のキャッチに
余念がありません。
先進する競合企業がいないので、現場からニーズを拾って、サービス
モデルを創り上げるしかないからです。
山口社長は、以下のような取り組みで、現場の生情報を拾っています。
1)電話オペレーターからの報告
2)ドライバーが書く現場情報報告ノート
3)山口社長自らが現場へ出ての情報収集
特にすばらしいと感じるのは、2)の現場情報報告ノートです。
現場から帰社したドライバーの皆さんは、ノートに、顧客の言動から
気づいたことを、数行書くというルールになっているのだそうです。
「顧客の声」に特化した日報と、とらえることができます。
こういうシクミが回せる会社は、本当に強いです。
経営トップが、現場の生情報をキャッチし続けることができるように、
シクミを整え、徹底して実行しましょう。この記事へのコメント
-
-
-
-
筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
「ブログ・橋本 直行」の 月別記事一覧
-
「ブログ・橋本 直行」の新着記事
-
物流メルマガ