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ブログ・橋本 直行
【異業種競争戦略】
2010年3月5日
内田和成著「異業種競争戦略」(日本経済新聞出版社)は、どんな
業種の経営トップにも、ぜひ読んでいただきたい良書です。
筆者は、これからは業種の際を超えた戦い(「異業種格闘技」と表現
しています)が、ますます起こってくるだろうと説きます。
なぜなら、人口減少や人々の購買欲の低下などによって、わが国の
多くのマーケットが縮小していくからです。
ほとんどの企業は、マーケットの縮小に連動して、既存事業の業績を
落とします。
すると、新規事業を立ち上げざるを得なくなるため、異業種間競争が
起こるのです。
例えば、便利屋業や不用品回収業を営む企業が、引越サービスを付加
する事例が、数年前から増えてきています。
そして、最近では、既存の引越業が、付加サービスとして、便利屋
サービスや不用品・リユース品関連サービスを検討・導入するという
ケースが生まれてきています。
従来のマーケットに身を置く企業なら、他人事ではありません。
今後の戦略の立案にあたって、必ず役に立つ本だと思います。この記事へのコメント
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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