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ブログ・橋本 直行
【大震災前後のビジネス志向性の変化】
2011年4月4日
東日本大震災の前と後では、ビジネスの志向性が大きく変わるのでは
ないかと思います。
おそらく、顧客は、コスト偏重主義から、環境・品質重視主義に
シフトしていくでしょう。
既に、大手企業には、リスク分散のためのサプライチェーン改革を
検討し始める企業も、出てきています。
また、東京電力と東北電力の管轄エリアでは、当分の間、計画停電が
実施されるため、どのように省エネオペレーションを確立するのか、
各社は頭をひねらざるを得ません。
省エネ施策は、地球温暖化防止やコスト抑制を目的としていた頃に
比べて、緊急性と重要性の両方が大きく増しています。
さらに、安全・安心に関する大事な投資も、今までのように経済的
理由によって却下されることは、なくなっていくと思われます。
コスト偏重ではなく、品質が高く、環境にやさしく、人間にやさしい
やり方・あり方が、一気に主流になっていくでしょう。
そして、その動きは、環境・安全・品質といったキーワードの、
新たなマーケットを拡大させ、経済復興に寄与するはずです。
わが国は、世界に先駆けて、この新たな時流への転換点を迎えました。
再び世界の先端に立ち、リーダーシップを握るべく努力すべきだと思います。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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