米国バスケットボール界において、プロ・アマの両方で数々の実績を
あげている名監督、リック・ピティーノ氏は、ハングリー精神を維持
することの大切さを、強い調子で説いています。
全米大学選手権で優勝したチームの多くが、その後、成績不振に
あえいでいるそうです。
ピティーノ氏は、その理由を「優勝するのに、すでに必要なことは
すべてしていると勘違いしてしまうからだ」と言い、「これ以上何も
しなくても安泰だと思うと、転落が始まる」と警告します。
「Do not fix it if it is not broken.（壊れていないものを修理
するな）」という英語の格言がありますが、彼に言わせると、
「Fix it if it is not broken.（壊れていなくても修理せよ）」
なのです。
成功を収めても、常に改善に努めなければ生き残れないというのは、
「諸行無常」が真理である以上、原理だと思います。
・リック・ピティーノ著「成功をめざす人に知っておいてほしいこと」
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