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ブログ・橋本 直行
【インプリンティング】
2011年4月18日
生まれたてのヒヨコは、初めて見た動く物を、親鳥と認識すると
言われます。
この特性を、動物行動学では、インプリンティング(刷り込み)と
言うそうです。
これと同様に、学卒の新入社員は、入社した1社目の会社の特性に
染まります。
そして、このインプリンティング効果は、末永く続きます。
ですから、中途社員の採用を検討する際には、1社目の入社企業の
業種、職種、企業特性(社風)等がどうだったのかを、しっかり
チェックする必要があります。
例えば、営業職なら、1社目の取扱商品と特性が大きく違う商品は
売りづらく、なかなか成果を上げられないことが、よくあります。
1個が数百円の商品の商談をしていた人は、たとえこれまではトップ
営業マンであったとしても、桁の違う、例えば数百万円の商品を売る
マインドには、なかなかなれないものなのです。
他の職種や業種でも、同様です。
採用活動においては、応募者が初めに入社した企業を必ずチェックし、
社会人としてのベースにあるインプリンティング効果を測りましょう。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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