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ブログ・橋本 直行
【ハイブリッドな組織】
2011年6月8日
組織力を強化するためには、異質な者を混ぜ合わせる視点を持つ
べきです。
同じようなタイプの人ばかりでは、ぶつかり合いがあまり起こらない
ため、新しいものが生まれにくく、変革のない、弱い組織になって
しまう可能性が高いでしょう。
2001年10月、トステムとINAXが経営統合し、現在の住生活グループが
生まれました。
当時、INAX創業者の伊奈輝三氏は、社風の違いを心配する社員に対し、
次のように言ったそうです。
「だから、やるんだ」
社風が違うからこそ統合する価値があり、意見の違いによる衝突を
活かして、新しいものを生み出し、成果を上げて、まとまっていく
のだという決意です。
つまり、社風は、とても大切な独自固有の財産ですが、(理念と
ビジョンの共有が成されながら)「長所伸展の法則」に従って、
融合を果たすことができれば、大成功だということなのでしょう。
経営統合のような大きな話でなくても、人材採用活動や組織編制に
おいても、重要な視点だと思います。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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