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ブログ・橋本 直行
【自己陶酔は観たくない】
2013年10月6日
広告を制作する際に、最も重要なポイントは、相手が知りたいことを
伝えることです。
これは、商品販促の広告と人材募集の広告、何にでも当てはまる
ルールです。
しかし、広告主は、得てして「相手が知りたいこと」ではなく、
「自分が知らせたいこと」だけを発信してしまうものです。
最も著名な映画監督のひとり、市川崑氏は、かつて「映画監督に
とって一番大切なことは何ですか?」という質問に対して、次の
ように答えたそうです。
「自分自身が長く観たいシーンをバッサリと切ること」
監督は、自分が撮ったシーンは、どれも大切だから、切りたくは
ありません。
しかし、自分の気に入ったシーンばかりを長々と映したら、観客に
自己陶酔を見せつけることになります。
「監督の自己陶酔なんて、客は観たくない」と市川監督は言います。
映画のような『作品』でもそうなのですから、広告ならなおさらです。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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