中途採用のターゲットは、普通に考えれば、『転職者』です。
しかし、それは、本当に転職者でしょうか？
本当は、『転職』ではなく、『転社』を志向している人を採用する
場合の方が、多いのではないでしょうか？
熟語を構成する漢字からとらえると、転職は「職を転ずる」です。
つまり、新しい職種に挑戦するという展開です。
一方、転社は「会社を転ずる」という意味です。
現在の会社に、不満や不安、違和感、またはやり切った感など、何か
理由があって、同業他社へ移るという展開です。
転社者は、即戦力が期待できる場合が多いでしょう。
転職者は、ゼロから技術を習得することになるため、一定の時間が
かかりますが、自社流のやり方を植え付けやすいと思われます。
転職と転社は、まったく違う展開なのです。
ですから、逆に、自社として、主に、転職者が欲しいのか、転社者が
欲しいのか、まずは決める必要があります。
ターゲットが変われば、アプローチ戦術も、まったく変わってくる
からです。
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