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ブログ・橋本 直行
【対戦型と演技型】
2014年10月11日
楽天市場にEC店舗を出店する41000社のフォローを統括する、
楽天大学学長、仲山進也氏は、一過性の繁盛に終わる店とずっと生き
残って老舗になれる店では、競合他社が増えてきたときの対応が
違うと説きます。
前者は『対戦型』で、後者は『演技型』だと言うのです。
スポーツなら、柔道や野球、サッカーなどが、対戦型です。
対して、演技型のスポーツは、フィギアスケート、体操、シンクロ
ナイズドスイミングなどです。
前者の目標は「相手を打ち負かすこと」、後者の目標は「相手よりも
よい演技をすること」です。
仲山氏は、店同士が対戦型で戦うと、お互いの強みを抑え合い、
弱みを叩き合うため、結局は、お客様のためにならないと言います。
消耗戦になる割には、お客様に歓迎される状態にならないのです。
一方、演技型の志向なら、自店の魅力を追求し、よりよい価値を提供
しようとする行動となるため、お客様が喜ぶ進化ができます。
やはり、気にすべきは、お客様の嗜好と自社の商品です。
競合研究は、倒すためではなく、「うちもがんばれているか?」と
いう視点ですべきなのでしょう。
あの店はなぜ消耗戦を抜け出せたのか
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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