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ブログ・橋本 直行
【シナリオづくり】
2015年6月13日
世界的な石油会社、ロイヤル・ダッチ・シェルには、外部環境を分析
する専門の部署があります。
この部署の主な仕事は、あり得そうな未来を描いた『シナリオ』を
つくることです。
目的は、自社が、これからの時流に適応した戦略を策定するに
あたって、そのシナリオを参考にするためです。
ただし、シナリオづくりには、重要なポイントがあります。
それは、ひとつではなく、2つ以上つくることです。
なぜなら、ひとつのシナリオしかつくらなければ、「あり得そうな
未来」ではなく、「あって欲しい未来」になり、将来予測の域を
出ないものになる可能性があるからです。
人間は、変化を恐れる傾向があるため、今の状態が永く続くことを
期待して、将来を予測してしまうのです。
ですから、異なる視点で、複数のシナリオをつくることが、重要です。
どのケースになっても、対処できるようにしておくのです。
各国の政情や経済の動向に、特に大きな影響を受ける業種のトップ
クラスの企業のリスクマネジメント策です。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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