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ブログ・橋本 直行
【スケールのための力】
2017年8月17日
国内では、巨大企業として認識されている企業も、世界のライバルと
比べると、規模では圧倒されているという例は、いくらでもあります。
例えば、機械関連の日本企業3社の年間売上高を挙げてみます。
日立製作所 9兆1622億円
ソニー 7兆6032億円
パナソニック 7兆3437億円
これらに対して、
アップル(米) 23兆7202億円
サムスン電子(韓)19兆1451億円
GE(米) 13兆6062億円
シーメンス(独) 9兆5572億円
と海外のライバル企業には、さらに巨大なものがいくつもあります。
ちなみに、上記の日本企業3社の年間売上高を合計すると、
24兆1091億円になります。
3社が統合すれば、世界トップに躍り出ることができます。
ビジネスリサーチ・ジャパン社は、著書『図解!業界地図』の中で、
「持続的成長のためには、世界戦略は不可欠。ライバルと戦う
ためには、世界トップ3に入るぐらいのポジションを確保したい。
規模がなければ世界的競争からはじき出される可能性が高くなる」
と指摘しています。
そのためには、今までの常識に囚われない統合策の検討、そして
上手にM&Aを仕掛けていく力が必要だと説いています。
スケールは違えど、国内の地場レベルでも当てはまる話では
ないかと感じます。
人材獲得競争、顧客獲得競争、法令順守など、生き残りのための
様々な面で、ある程度以上の企業規模は、今まで以上に、必要に
なってくると思われるからです。
・「図解!業界地図 2018年版」
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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