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ブログ・川﨑 依邦
一人でも入れる労働組合がやってきた(28)人事評価を毎月行う
2012年1月13日
人事評価の中身について解説する。
?配車に対する協力姿勢
配車について拒否を許さない。労働争議が燃え上がっていた頃は分会員は反発していた。欠勤の連絡も当日の朝にメールでしてくる。配車についても、あからさまに文句をつける。「こんなコースはしんどい。他のドライバーにやらせて下さいよ」。こうした配車拒否は断固として許さない。?荷主からの信頼度
「あんなドライバーは来させないで下さいよ。あいさつもしない、ぶすっとしている、文句を言う」。こうした荷主からのクレームのあるドライバーも断固として許さない。荷主からのクレームを放置すると売り上げ減につながる。労働争議の時期は荷主からの不信も高まり受注が減少した。荷主第一の精神を徹底することである。?5Sへの取り組み度合い
あいさつは社内外できっちりとする。車はいつもピカピカ。服装は定められたものを着用する。掃除もする。こうした5S(整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)への取り組み度合いを評価する。労働争議の時は社内の雰囲気は最悪で、ギスギスして働く喜びどころの騒ぎではなかった。5Sという基本をきっちりと確立する。?燃費効率向上への取り組み度合い
A社ではデジタコを導入している。省エネ運転者については評価し、省エネ運転に取り組まないドライバーには厳しく指導する。?規律を徹底する
アルコールチェックはしっかりする。会社のルールはしっかり守る。規律を正していく。労働争議の時は会社のルールを破ってもそれが当たり前で、ビシッと注意する管理者もいなかった。5項目の人事評価は毎月行う。記録に残す。評価の低いドライバーには個人面談で社長が指導していく。唯一の分会員も同様である。組合員と非組合員の差別なく、きっちりと人事評価する。
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筆者紹介
川﨑 依邦
経営コンサルタント
早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。
株式会社シーエムオー
http://www.cmo-co.com -
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