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  • ブログ・川﨑 依邦

    経営再生物語(119)経営活性化シリーズ68

    2016年7月22日

     
     
     

     (68)茹でガエルになるな=ドライバーの力量アップを図ろう



     「何とかなる」「このままで十分だ」「まさか会社が潰れることもない」――。こうしたぬるま湯に浸ってはならない。茹でガエル現象という言葉がある。湯につかっているカエル。ぬるま湯なのでのんびりしている。徐々に湯が熱くなってくる。気付いた時にはすでに遅く、茹でガエルとなる。反対に、初めから熱い湯につけるとびっくりして飛び出す。茹でガエル現象は危機感を持たず、変化を避けていると大変なことになるとのたとえである。
     運送業界は茹でガエルになっていないか。胸に手をあててみよう。危機感は持っているか。ドライバー不足は徐々に深刻化する。輸出企業は円高で苦しめられている。名門大企業(輸出企業)にはリストラの嵐がやってくる。お隣の中国、韓国の景気の雲行きも怪しい。ヨーロッパは経済危機が深化している。危機が忍び寄っている。この時に当たり変化、変革へのノロシを上げていくことである。
     迫りくる危機の一つは、荷主からの運賃値引きの要請である。「今でもヒィヒィ言っているのに、とても運賃値引きには応じられない」。手をこまぬいていてはならない。コスト削減努力をギリギリまでやらねばならない。どうするか。ドライバーの力量アップである。ドライバーが車を大切にし、燃費効率を上げていくモチベーション(やる気)を上げていくことである。そのためには職場風土の風通しを良くしていくことである。
     風通しとは、コミュニケーション、報・連・相のことである。ドライバーの力量が低いとコストはアップする。さらに、交通事故、クレームの多発に苦しめられる。加えて労務トラブルの多発に直面する。労務トラブルとは、「労働基準監督署に駆け込まれた」「一人でも入れる労働組合がやってきた」「残業代の未払いを請求された」などのことである。ドライバーの力量を上げていくことが、変革の目的である。危機感をバネにしていく道は、ドライバーを鍛えていくことである。危機感を持ち、全社一丸となってドライバーの力量をアップしていくことである。
     経営改革の決め手は、ドライバーの力量による。ドライバー一人ひとりをやる気にさせていくことである。そのためには、「茹でガエル」会社にしないことである。「なんとかなる」と言って、経営改革の具体策の一つひとつを先送りしないことである。経営改革は気づけばすぐやる=即実行である。思い切ってやる。この勇気が「茹でガエル」会社をよみがえらせていく。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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