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ブログ・鈴木 邦成
リアルタイムでのデータ活用
2008年9月5日
増加する物流情報の整理
物流関連の資料を整理するために新しい本棚を購入しました。物流関連の情報量は近年、大きく増えているため、その整理、分類にも結構な手間がかかってしまいます。常に状況が変化し、増加を続ける情報に柔軟、迅速に対応していく必要があるわけです。
個人レベルだけではなく、ビジネスレベル、ビジネスの現場などでも氾濫するさまざまな最新の情報、データ、知識を効率的に取捨選択したうえでインプット、活用していくことはきわめて重要なことといえるでしょう。
リアルタイムでのデータ活用を重視!
物流管理、在庫管理、商品管理などの現場では「毎日の売上データをリアルタイムで分析し、綿密な需要予測を行い、取引先に自動発注を行う」というシステムの構築がさまざまな業種業態で求められる傾向が強まっています。
業績が好調で売上高が増加すれば、必然的に商品数、アイテム数も増えることになります。そうなればリアルタイムで迅速に在庫状況を照会することが可能な高度なシステムの構築が必要になってくるでしょう。トータル在庫の可視化、削減を視野に入れて、WMS(倉庫管理システム)などに物流KPI(重点業績評価指標)管理機能などを組み込む必要が出てくるわけです。
たとえば在庫管理については商品別の在庫回転数、在庫回転期間、トータル在庫日数、廃棄処分金額などのデータを自動集計し、リアルタイムで数値化、可視化することで在庫削減への道筋を明確にしていくわけです。
しっかりとした情報管理をリアルタイムで行うことに多大のメリットがあるといえるでしょう。この記事へのコメント
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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